焼津市内の中学生に『かつお節とだし』についての講習
静岡県焼津市内の中学1年生の総合学習の時間に『かつお節とだしについて』と『かつお節削り体験』を行いました。 そのほかに、当社東小川店でかつお節を使った商品についての説明と、だしの試飲なども実施しました。 |
かつお節を使った商品ってどんな種類があるの?
![]() | かつおを使った商品には、かつお節をはじめ、お刺身、たたき、佃煮、めんつゆなど様々。さらには内臓から作られた酒盗、骨から作られたカルシウム、また、かつおを燻す時に使われた灰を使った肥料まで。当社では貴重な資源であるかつおを全て有効利用した商品づくりをしています。 |
かつお節ってどうやって作るの?
![]() | かつお節の製造工程について。 かつお節には『荒節』と『枯節』の2種類があって、『枯節』ができるまでにはなんと6ヶ月もかかります。 |
荒節と枯節のにおいの違いを比べてみよう!
![]() | 『荒節』は『枯節』に比べ、薪で燻した香りが強いため、味噌や醤油などとの相性が良く、みそ汁や煮物などの料理に良く使われます。 一方、『枯節』は上品な香りがするため、お吸い物や茶碗蒸しに良く使われます。 |
だしの試飲をしてみよう
![]() | かつお節からだしをとったものとだしの素のだしを飲み比べてみよう。 かつお節からとっただしのほうがおいしいと答えたのは先生だけ。みんなはだしの素の方がおいしいとの事でした。 だしの素にはうま味調味料や塩分が含まれていることや、普段からだしの素の味に慣れているからでしょうか。しかし、かつお節のだしにはだしの素には出すことのできない“香り”があり、この“香り”が食欲を引き立たせてくれるのです。 今日は本当の『だし』の味を知ってもらえる良い機会になったと思います。 |
かつお節を削ってみよう
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かつお節の削り方の説明の後は、いよいよ『削り体験』です。 ほぼ全員が初めてかつお節を削るということで、初めは恐る恐る削っていましたが、“シュッシュッ”という良い音とかつお節のいい香りがしてくると、みんな削りに夢中でした。 また、削りたてのかつお節を「おいしい!」といって食べてくれ、「削り器が家にもほしい!」という声もありました。 |